DUAL Icalusu  V

誰にもいないイカロス

 イカロスは太陽に焦がれ、その傍まで行きたいと願っていました。太陽は自分を見上げる小さき者なら全て知っていて、その全てを知らない。だから太陽はイカロスを知らない。海は自分の上で輝く太陽を疎ましく思っていました。そして海はイカロスを欲していました。だから海はイカロスに囁いたのです。
『イカロス、愛しいイカロス、勇敢なる若者。そなたに美しき水鳥の白羽しらばねを与えよう。それらを蝋で繋ぎ、翼とするが良い。そなたはどんな水鳥よりも美しく空を舞い、太陽もそなたに目を留める』
イカロスは喜んで白羽を受け取り、大きく美しい翼を作りました。そしてそれらを腕に留め、イカロスは丘を駆け下り、惑う事無く崖から飛び立ちました。美しく白い翼を広げ、鳥のように空を飛んで近付く人間‥‥。
『翼無き者、人間の若者よ。そなたの名は?。何故なにゆえ我を目指し、一心に飛んでくるのだ?』
「私の名はイカロス!。私が尊公の目に少しでも留まったのなれば、私にその手を向けてください」
イカロスの望み通り、太陽はイカロスに手を差し伸べました。イカロスはその手元へ向かって翼を羽ばたかせます。けれど羽をつないでいた蝋はその熱に脆くも溶け出し、イカロスがその手を取る前に空に飛び散りました。翼を失ったイカロスは太陽には届かず、空を下へ、海へと落ちて行きます。
『ああ、イカロス‥‥。なんと言う事。何故そなたの翼はかように儚いのだ。そなたの命は‥‥。我はまだその指先にすら触れていないというのに‥‥』
『愚かな太陽よ、蝋で繋ぎとめた翼はそなたの熱の前には脆くも崩れ去る。イカロスとて同じ事。人がそなたの手を取ればその身は焦がれ我を求めよう。人は我と在るべきなのだ』
『今一度私に答えてくれ!イカロスよ!。そなたは私と海と、どちらを選ぶのだ』
答える声はもうありません。水面には羽だけを残し、イカロスの体は深く、深く沈んで行きます。海のかいなへ。その目から見える太陽はぼんやりと白く、波間に揺れて形すら留めず消えていきました。いつしか太陽はイカロスを忘れ、向日葵の娘を欲し、海はイカロスを自分だけの者にする事が出来ました。こうして、イカロスは誰に中にもいなくなったのです。

DUAL Icarus舞台裏♪
 本当なら一つの話だったものが二つに、そして別々のHPに上がりって事でDUAL IcarusVと称してえあの楽屋裏〜♪。まぁT、Uのあとぐぁきをまとめて書きたかったわけよ。そしてそれだけじゃわざわざ入ってくださった方から批判を頂くかと思ってイカロスの伝説えあ風仕込み♪。そういうわけでT、Uを読んでいない方は最後のお願い‥‥『読んで来て‥‥(号泣)』
 注:あとぐぁきとはえあが好き勝手に裏設とか背景とか書き綴ってる自己満足的独白なので興味が無い人は飛ばしてねん♪。
<たんじょーひわ>
 元々DUAL Icarusはたつみんにだけ差し上げるつもりでしたの。そして話は石蕗だけ。と此処で悪戯心が働いて〜石蕗を女にするか男にするかで結局捨てた椿さんを拾い起こし、光ちゃんのセリフをどちらか選択するとストーリーが分かれる、という風にしようと思ったらみやたさんにHP開設記念を送っていないことに気付き(そして1000HIT踏まれ)『同じ題で途中から内容の違う話を別々のページに上げてもらうってのも楽しそうだなぁ♪』と言うわけでDUAL Icarus T、U、Vができました。いじょ、誕生秘話おわし。
<石蕗♪>
 石蕗は男にするか女にするかほんとに迷って男にしたのでげすよ(←何処の人?)下手に恋愛さすよりおもしろそーだから♪光ちゃんは。ちなみに石蕗と椿さんとどっちが好きかと聞かれたら迷わず石蕗♪(ごめん‥‥椿さん‥‥)あーいうのほほんとしたキャラが書いてて楽だし好きなのよ〜♪。もち椿さんも可愛いんですが、石蕗の方が可愛度上なのよ。

<光ちゃんが猫なわけ?>
 性格別犬猫、犬は石蕗で猫は光ちゃんと椿さんだろ思うの。犬好きは猫みたいな性格で猫好きは犬みたいな性格らしい。ちなみにえあ的犬猫性格分析。
 猫派:
   1.気まぐれサン
   2.人見知りしそー
  3.一見冷たそうでも実は人情家
   4.気が向いたら構ってくれる・構ってもらいたい
 犬派:
   
1.構って♪遊んで♪
   
2.構ってくれないと拗ねる(←うちの犬)
   3.気に入った人には尻尾振って付いてく
   4.寂しがり
この分析からいくと1+3+押しに弱い(笑)光ちゃんと1+4な椿さんは猫派、1+3+4な石蕗は犬派なのですよ!(力説)まぁ猫同士だから光ちゃんと椿さんはくっつかないって事で(笑)
玉緒さんに頂いた猫セット付き光ちゃんです〜♪。らぶりーきゅ〜(><)なのです♪。玉緒さんほんとにどうもありがとうございますです♪

<Uの石蕗のセリフ>
 「椿は渡さない」的光ちゃん解釈でもいいんですけどね。作者的には「椿を愛してくれてありがとう」なのです〜。まぁ好きなように考えてくださって良いんですけど、えあの呟きって事で♪。

<最後に〜Vでも語るか>
 ちょっと北欧神話語り(注:えあが持ってる本)的イカロスのお話でした〜。あくまでえあ的、かつDUAL Icarus的イメージなので実際の伝説は全っ然違います!。まぁそうかと納得する方がいるとも思えませんが(話めちゃめちゃ‥‥(泣))ネット検索したら本物もありましたので(笑)あやふやな方&興味のある方お探しになってみてくださいな♪。では、またいずれかの話でお会いしましょう♪。

夕闇を待つ暁の部屋へ