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「まず赤のルークがまゆらを取って、白のルークで赤のルークを取ると次の手で赤のビショップが白のルークを取ってくる。そして最後に白のビショップで赤のビショップを取るっと。これでゲットだ!」
「あ〜。いずれまた‥‥ごきげんよう!!」
会いたくないよ‥‥とロキがぼやいている間に地面にあいた穴に赤のビショップが落ちて行く。振り返って白のビショップにも礼を言おうとすると彼はもう体半分身を翻している。
「ありがと、ビショップ」
「この先の道に何を望むのだ?王よ」
「え‥‥?。何って、鏡の外に出る方法、だよね?多分‥‥」
「道は在りと信ずれば掻き消え、無きと身を返せば開かれる。上る階段は降り、降る階段は昇る。道を進めど道を信じる事無かれ」
「?‥‥」
「あ、お兄ちゃん次のお部屋に行けるよ」
何の事だか問いただそうとしたが繭良の声に気を取られている間にビショップは去ってしまったらしい。振り返った時には彼の姿はなかった。仕方なくロキは繭良を抱えたまま次の部屋へと入った。次の部屋はまるで何処かの庭のように整備されている。白いテーブルがまた先程のヘムを思わせたが繭良が叫んだのは別の言葉。
「あ!白いうさぎしゃん!」
「え?‥‥うさぎ?‥‥はっ!」
「はっ!ロキさまぁ〜!!(むしろ父様?)」
「ちょい待った!闇野君!?」
闇野、らしきうさ耳を付けた人物は繭良を抱えてるにも構わずがばっとロキの首にしがみついた。よく見るとご丁寧にうさぎの尻尾まで付いている。
おいおい、時計うさぎは不思議の国だろ‥‥。ん?ボクをロキって呼んだって事はもしや‥‥。
「君は正真正銘闇野君なわけ?。白のナイトじゃなくて?」
「私はこんな格好してますが本物の闇野です〜ロキ様(る〜(泣))しかし何故ロキ様は元の姿に??。そしてまゆらさんは縮んでしまって‥‥」
「それがボクにも分からないんだ。気付いたらチェスの白のキングにさせられてて、順番的には君が白のナイトのはずなんだよネ。まゆらに聞こうにもこれだしさ」
「ほにょ?」
「‥‥ところで、なんで君時計うさぎスタイルなの?。しっかりとベルトに懐中時計まで‥‥」
「分かりません〜(る〜(泣))気付いたらこの格好で、しかも取れないんです〜。というよりむしろ生えているというか‥‥」
ためしにえい!と片耳を引っ張ってみるとぎゃっ!と闇野の悲鳴。痛がっている所を見ると本当に生えているらしい。繭良もうずうずとなにやら引っ張りたがっているようだが軽く無視してロキは闇野に向き直った。
「とりあえず先に進んでみよう、闇野君。このノリだと多分次の部屋に赤のナイトがいるはずだ」
「はい!ロキ様とご一緒できるなら怖い物などありません!」
「(現金だなぁ〜、君も‥‥)次の部屋はっと‥‥。う‥‥何だこの異様に狭い穴は‥‥。まゆら、降りて。ボクの後からついておいで」
「うん」
「闇野君、後ろを頼むよ」
「分かりました」
服が汚れる〜と文句を言いながらロキは膝を付いて穴の中を進む。すぐに終わるのかと思ったがそうでもなさそうだ。
「まったくうさぎの穴かっての!。やっと出られた‥‥」
「そうとも!ようこそうさぎの穴へ!」
と意味も無く蒼いマントをなびかせてフレイ、らしき物が飛び出した。しかし、いつものフレイと違って闇野同様うさぎの耳が付いているが‥‥。しかも色が‥‥。
「‥‥(←呆然)」
「うわぁ♪今度はピンクのうさぎしゃんなにょ!」
「白のうさぎとどっちが好きかな?♪小さいレディ♪」
「んと〜、まゆりゃピ‥‥」
すかさず繭良の口を塞いでロキはささっと後ろへ後ず去る。闇野は割と平静だがロキに習って少し下がった。
「?何故逃げるのだ?白のキングよ」
「何でうさぎなわけ?‥‥フレ‥‥もとい赤のナイト」
「もちろん!どちらが真のうさぎにふさわしいか決めるため!。という訳でナイトと勝負だ!白うさぎ!」
「あーもー勝手にやれって感じ?。どーしてこう赤はゲテモノ揃いかな‥‥。闇野君、ちゃっちゃとやっちゃって」
「ちゃっちゃとですか‥‥?。それはちょと難しいですけど‥‥」
<VS 赤のナイト!>
「チェスですかぁ‥‥私はこういうものは苦手なのでロキ様に全てお任せします〜」
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